女が欲しい、ついでに金も。

余命24年の独身男が、過去の人生を反省し、半生をたくましく生きていく様子を記録したブログである。

映画「アイズ」 電気点けないのは監督のせい。という話(ネタバレ有り)

最近、映画鑑賞にハマっている。
30過ぎのオッサンが「趣味は映画鑑賞です」だなんて笑えないが事実である。

この映画を、このブログの最初の題材にしたのは直近で見た映画だったこと。
そして"あ"から始まるタイトルだったことが大きい。
まずはそんな映画「アイズ」がどんな映画なのかを簡単に紹介します。

・原作は有名ホラー「リング」鈴木光司
・主演は当時アイドルだった伊藤万理華
・監督は福田陽平。脚本も手掛け、結果本作は原作とは違う展開を辿る


自分で借りてきておいて情けない話だが、ホラー映画は大の苦手だ。
この映画も日中に、母親と一緒に見た。

キャストについて。
主演の伊藤万理華の泣き&叫び演技が凄い!
当時在籍していた乃木坂46内でもその演技力は認められていた。
ただ、会話パートももったいつけてる感が出てた。
彼女と、あとはちょい役のお笑い芸人しか分からない。
けど、イコール大根揃いってことじゃなく、皆良い仕事してます。
特に子役、中川慶ニ君の随所に見られる泣き演技は光るものがある。
本当に泣いているように見える!←


まとめ。
前述のとおり、私はホラー映画が苦手だす。
しかし、序盤に提示されたアルファベットの謎が徐々に明かされていく展開。
役者達の名演。
そしてなにより、元乃木坂46伊藤万理華よ。
彼女を知る人も、未だ彼女を知らないという人も、ぜひ見てもらいたいと願う。


最後にこぼれ話。
母親と一緒にこの映画を見たと書いたが、隣りでしきりにこう言っていた。
「この映画、全体的に暗い!」と。
ホラー映画なんだから当然だ。
いかに観客をドキドキさせるかが監督の腕の見せ所であり、観客もいかにドキドキできたかが満足度の指標になるだろう。
人間を含めて動物は本能的に暗闇を恐れる生き物であるので、より暗い場所で撮影したほうがより怖い映画に仕上がるという寸法だ。
それだけに、白昼の野外でのホラーシーン。
さらにはラストシーンが黄昏時(夕暮れ時と書けばいい所をちょっとかっこつけて書いている)だったのは新鮮ではあった。

だから私は言ってやったのさ。
「部屋が暗いのは監督のせいだよ」と。


母はこうも言う。
「なぜ部屋の電気を点けない!」と。
これについては概ね同意だ。
人間を含めて動物は本能的に暗闇を恐れる生き物であるので、暗い場所に向かわねばならない場面では何らかの障壁がない限りは灯りをともす方が常識的だ。
世間一般では霊と呼ばれる存在は高速移動や瞬間移動が可能だったり、透明になれるマントを所持していたりするもので、遠隔的に部屋の電気を消したりすることも可能な場合が多い。(遠隔的に、といってもリモコンは使っていない模様)
この映画は、主役の女子高生の、その辺りの常識的な判断が抜けていて、ゆえに観客を苛立たせることがあるのかなと思う。(後にそれも止む無しと思われる事実が発覚するのだが)

だから私は言ってやったのさ。
「電気点けないのも監督のせいだよ」と。